【自転車で巡る】山中湖村の寺社仏閣
山中湖村には白龍伝説や富士山信仰に繋がる寺社仏閣が存在します。
富士山は古来より霊峰として崇められ、頂上には木花之佐久夜毘売命(コノハナサクヤヒメノミコト)が祀られており、近世・戦国時代には「近世富士講」が基礎付けられました。
「富士講」を簡単に説明すると、富士山を中心とする信仰のひとつで、「自分自身を高みへ向上させる事」を目標としています。
白衣を着て山中湖を含めた8つの湖沼で水行し身体を清めたあと、「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」と唱えつつ富士山を登るという修行内容です。
そんな信仰の地として知られる富士山麓地域ですが、その中に位置する「山中湖村の寺社仏閣」を、今回は自転車で巡ってみましょう。(もちろんお車でも!)
- 所要時間:半日コース
- 主な交通手段:自転車+徒歩
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山中出口稲荷神社
馬を大切にしていた村民の要望によって建てられた、馬と縁のある「稲荷様」を祀る神社。
その昔、山中湖は甲斐と駿河を結ぶ主要な道が通っていました。
馬が主要な交通手段であった当時ですが、山中湖村の冬は湖が凍結するほど寒く、寒さや凍結による店頭で多くの馬が命を落としてしまいます。
そんな馬たちを慰霊、そして安全を願うため、京都の伏見稲荷大社に申し出をし、稲荷様の分社を山中湖村に配置することが認められました。
こうして「山中出口稲荷神社」が建立されました。
約8分(または車で約4分)
山中諏訪神社
安産や子授け、縁結びなどのご利益があると名高い神社
全国的にも珍しい、安産&子授けの例大祭「山中明神 安産祭り」を毎年9月に開催する神社です。妊産婦や新婚の女性が集まるお祭りとして知られています。
祀られている豊玉姫命(トヨタマヒメノミコト)は初代天皇「神武天皇」の祖母とされており、浦島太郎伝説の乙姫様のモデルになったのではないか?と考えられています。(サメの化身とも言われています)
さらに山中湖村に伝わる「白龍伝説」は、豊玉姫命が従える2頭の白龍にまつわるお話。
明神山の奥宮に眠る2頭の白龍は、安産祭りの前になると山中諏訪神社の豊玉姫命を迎えるために降りてきます。
そして安産祭り当日の夜、豊玉姫命が明神山の本宮にお戻りになる際、湖上にくっきりと通り道が見えると五穀豊穣や大願成就が訪れるとか・・・。
山中浅間神社
山中諏訪神社と同じ境内に鎮座する、厳かな空気の神社
静岡県富士宮市の富士山本宮浅間大社を総本宮とする浅間神社は、富士山信仰の重要な文化財のひとつで、全国各地の富士山を眺めることができる地に建立されました。
山中浅間神社もそのひとつで、平安時代に造営されたことが始まりです。
主祭神:木花開耶姫命
15分(または車で約5分)
長池親水公園
近くにカフェもあるフォトスポット
ここから次の目的地、平野天満宮までもう少しです!
約20分(または車で約5分)
平野天満宮
江戸時代から伝承される奉納神楽「天岩戸神楽」がある神社
奉納神楽として江戸時代から伝承される「天岩戸神楽」は、雌獅子神楽で女らしく膝頭を付け内股で舞うのが特徴で、山中湖村の無形民俗文化財にも指定されています。
7月14・15日に行われる例大祭では、お神輿が平野地区内を練り歩き、「天岩戸神楽」が辻々で舞われます。
約2分(または車で約1分)
寿徳寺
美しきマダム・バタフライ三浦環が眠る場所
また、裏手の墓所には国際的なプリマドンナとして有名だった三浦環(みうらたまき)のお墓があります。作曲家プッチーニに「マダムバタフライはあなたによって初めて成った」と称賛されたその歌声は、多くの人に感銘を与え続け、世界のオペラ界に輝かしい偉業を打ち立てました。墓碑には「うたひめはつよき愛国心持たざれば 真の芸術家とはなり得まじ」と自筆の詩が刻まれています。
石割神社駐車場まで約10分(または車で約3分)
石割神社駐車場から本殿まで、徒歩で約1時間10分
石割神社
神社裏の割れた大岩は必見です!
本コースの目的地はこちら!石割神社です!!
駐車場までは自転車で、その後は徒歩で400段の階段やハイキングコースを進みます。
約1時間のアドベンチャーをくぐり抜けると現れる大岩は、岩の割れ目を3回くぐると大願成就に繋がると言われています!
山中湖村ナンバーワンのパワースポットとも言える石割神社。
たどり着くまで大変ですが、行く価値アリです!
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