第17回山中湖フォトグランプリ 入選作品-1

第17回山中湖フォトグランプリ 入選作品

2020年1月1日~2024年1月31日の作品募集期間とした「第17回山中湖フォトグランプリ 」の入選作品の発表です。
第17回目となる山中湖フォトグランプリでは、引き続き、メールでの応募も受け付け、老若男女問わず村内外や海外から、合わせて441点もの素晴らしい作品が寄せられました。
一瞬を切り取ったような感動的な作品、山中湖の魅力が表現された素晴らしい作品の数々をゆっくりとご覧ください。

協賛: ホテルマウント富士/山中湖ペンションユニオン/富士汽船株式会社/株式会社モンベル/エクシブ山中湖
後援: 山中湖村/山梨日日新聞社/山梨放送/富士フイルムイメージングシステムズ株式会社
協力: 株式会社山梨フジカラー/山中湖写真ギャラリー/株式会社ナイスク/株式会社バッファロー

【総評】第17回山中湖フォトグランプリに寄せて

関連資料

最優秀賞 『赤蕎麦の花咲く頃』渡邊 森隆

〈審査委員長講評〉
花の都公園で赤く染まった赤蕎麦に上空に、大型の翼つるしがやや斜めに迫っています。
また一面に染まった赤蕎麦には雲の影が出来、緊張感あふれる瞬間を冠雪した富士山を背景に見事に捉えています。赤白青のトリコロールカラーの色合いで心地よい仕上げになっており、素晴らしい作品です。
 

優秀賞 『ビーナスロードと残月』原川 哲仁

<審査委講評>
朝陽が冠雪した富士山に当たり始めた前後は、空がピンクとブルーの2色になるビーナスベルトと地球影がわずかな時間に見られることがあります。残月と白い霧に覆われた湖面が、良いアクセントになっています。ススキはやや明るく見せていますが、許容範囲内で流れが出ていて良い表現になっています。

優秀賞 『山中湖報湖祭』逸見 幸一

〈審査委員長講評〉
山中湖の花火大会は8月1日の報湖祭と冬花火がありますが、夏花火は午後8時からのスタートで富士山と合わせて撮るのは技術的に難しく、応募作品でも少なかったです。しかしこの夜は満月でもあり、富士山のシルエットと山小屋の明かりが暗い中に浮かび出て、2ケ所で上がった花火のタイミングもバランスも良く、湖面の写り込みも綺麗で、作者の読みの的確さが伝わる見事な写真です。
 

審査委員長賞 『モルゲンロート』齋藤 儀憲

〈審査委員長講評〉
厳冬の朝、しかも雪の降った寒さの中、暗いうちに山中湖の東に位置する石割山に登り努力した結果、しかも写真の目で富士山の山肌が赤く染まり、手前の山に光が当たったモルゲンロート=朝の赤の瞬間を捉え、まるで自然の絵画を描いた様です。右側の木と手前の雪を生かして構図を引き締めています。
 

観光協会長賞 『夏富士』小山 幹男

〈審査委員長講評〉
朝陽が当たり始めた赤富士から、大小のはっきりしたひまわりが迫ってくるかの様で、勢いのある仕上がりです。畑に立つと窮屈で、良い場所を探すのも苦労します。右側のひまわりを入れたことで、遠近感をより出しています。

山梨日日新聞社賞 『地球照の涙』名倉 盾

〈審査委員長講評〉
何とも珍しいシーン。対岸からの富士山の逆さが美しく、その中で月が山頂の真ん中にかかり、湖面の月も波立たずに崩れず、きれいなままの映りでタイミング的にも二度とない見事な作品です。
 

山梨放送賞 『名月草と御来光』 今野 剛典

〈審査委員長講評〉
下界は雲の中、美しいご来光と天空の明りで、山中湖がくじらの形に似ていると言われることがよくわかり、しかも太陽の光芒がはしり、神々しい作品となっています。手前はまだ暗いなかで明月草がうっすら見え、優しい雰囲気になっています。
 

山中湖村長賞 『夕景を撮る』岡本 洋三

〈審査委員長講評〉
パノラマ台での美しい時間。若い女性の撮影している姿をあえて入れ、より夕景の感動が伝わってきます。富士山の山肌にかかる斜光とススキの穂に光が当たり、秋の季節感をよりよく表しています。 
 

ペンションユニオン賞 『声援』関矢 俊夫

〈審査委員長講評〉
夏の合宿風景。作者が写真の目で後ろからにも関わらず、子供たちの表情が手に取るように見える瞬間を狙い、大きな声の声援が聞こえてくる様な気がします。ボートの位置もよく、楽しさが伝わってきます
 

白鳥の湖号賞 『love』曾 肇

〈審査委員長講評〉
女の子の目の前でシャッターチャンスを逃さず、2羽の白鳥がちょうどハートの形になった一瞬を、見事に掴みユーモアのあるほのぼのとした雰囲気が出ています。
 

mont-bell賞 『夏夜の吉兆』細井 健司

〈審査委員長講評〉
富士山の後ろの月の光輪、そして月の日暈(幻日)が重なっためずらしい現象を捉えた作者の喜びが伝わって、実に羨ましい写真です。また月夜に照らされた霧の流れがより一層印象的な作品になっています。
 

ホテルマウント富士賞 『祝福』海老原 ちとせ

〈審査委員長講評〉
見事な大笠雲の出現に加え、アウトラインの鮮やかな彩雲と、その雲の上にめずらしくきれいな絹の様な薄く透き通った雲の共演を上手にとらえています。富士山の形は残しギリギリの露光を切り詰めて、的格な技術の素晴らしい成功をしている作品です。
 

入賞 『強風の後に』金子 実

入賞 『航海薄明』関根 元治

入賞 『秋光』ブイ テー フック

入賞 『夏霞』外川 ゆかり

入賞 『希望の光』石田 早苗

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