
第18回山中湖フォトグランプリ 入選作品
2021年1月1日~2025年1月31日の作品募集期間とした「第18回山中湖フォトグランプリ 」の入選作品の発表です。
第18回目となる山中湖フォトグランプリでは、引き続き、メールでの応募も受け付け、老若男女問わず村内外や海外から、合わせて461点もの素晴らしい作品が寄せられました。
一瞬を切り取ったような感動的な作品、山中湖の魅力が表現された素晴らしい作品の数々をゆっくりとご覧ください。
協賛: ホテルマウント富士/山中湖ペンションユニオン/富士汽船株式会社/株式会社モンベル
後援: 山中湖村/山梨日日新聞社/山梨放送/富士フイルムイメージングシステムズ株式会社
協力: 株式会社山梨フジカラー/山中湖写真ギャラリー/株式会社バッファロー
【総評】第18回山中湖フォトグランプリに寄せて
関連資料
最優秀賞 『金星富士に降臨』石上 剛也
〈審査委員長講評〉
金星のダイヤモンドが富士山頂の中心に落ちる瞬間を見事に捉えています。
山体のディテールが残り、珍しく金星の光芒が光っています。正月早々、幸運に恵まれた貴重な作品です。
優秀賞 『カラシナ咲く』金子 実
〈審査委員長講評〉
超ワイドレンズを駆使し、ローアングルで人工物を隠し、明るい色のカラシナ満開の花々から雪が残る赤富士へと続き迫力が出ています。富士山は小さくても十分存在感のある作品です。
優秀賞 『薄紅』外川 ゆかり
〈審査委員長講評〉
夕陽が残る頃、湖面には逆さ富士、桜いっぱいにフレーミングして雰囲気をうまく演出しています。
この桜の木はまだ若いが、ようやく立派な花をつけるようになってきました。
今年は大勢のカメラマンで賑わうスポットになることでしょう。
審査委員長賞 『出会い』渡辺 森隆
〈審査委員長講評〉
鹿は暗い時間に水を飲みに来ると思っていましたが、明るい時間に森に帰らずオスメス揃っていることは非常に珍しい。鹿も驚いてカメラ目線、そして逆さ富士…素晴らしいシャッターチャンスを得ている見事な作品です。
観光協会長賞 『彩る湖畔』天野 喜夫
〈審査委員長講評〉
見事な額縁構図の写真。これほどまでの富士山を背景にした紅葉スポットがあったのかと驚きました。作者の発見・着眼点が素晴らしいです。青空の中、富士体までが紅葉しているところに逆さ富士、絵画的な仕上がりで美しい作品です。
山中湖村長賞 『夕暮れパノラマ台』小林 勝
〈審査委員長講評〉
❝山中湖に龍神現る❞と噂になったこの日。夕空が真っ赤に染まりました。
この秋、新しくなった絶景スポット山中湖明神山パノラマ台。4段のお立ち台からは富士山・山中湖・南アルプスと広い空が手に取るように見えます。
この写真では、お立ち台の照らされた淵の幾何学模様と富士山のバランスが面白いと思いました。
山梨日日新聞社賞 『青空の下で!』野畑 勝
〈審査委員長講評〉
澄みきった晴れの高原の朝、雪が残る富士山と花畑を前に、大小の輪になった子供達の楽しそうな声が聞こえてきます。なんともほのぼのした光景で、好印象を与えてくれる作品です。
ペンションユニオン賞 『シロニジ』関根 元治
〈審査委員長講評〉
霧が晴れた瞬間出会える白い虹。山中湖交流プラザきららの高台から白い虹の中に富士山や本人の影まで入る見事な作品です。何度も通い、得られた貴重な瞬間です。
mont-bell賞 『地球照が照らす』名倉 盾
〈審査委員長講評〉
なかなか簡単には出会うことのできない月と富士山の光景を届けてくれました。地球照という珍しい現象をモノトーンで仕上げ、幻想的かつ美しい作品です。暗い中、富士山の表情もよく表現できています。
山梨放送賞 『おぼろ月夜』原川 哲仁
〈審査委員長講評〉
厳冬の真夜中、雪の大平原と共に湖面が月で照らされ、山中湖全てが幻想的になったその時間。
昔の英国のロックバンド、ムーディーブルースの❝神秘の世界❞という曲にぴったりな作品です。
白鳥の湖号賞 『富士山と白鳥の求愛』佐藤 芳輝
〈審査委員長講評〉
白鳥がハートの形になったかわいい姿。仲睦まじい姿が伝わってきます。目の前での撮影で遠慮もあった事でしょう。白鳥全体が写っていたらより良い作品です。山中湖は白鳥の湖と言われるほどで、富士山以外の被写体としては素晴らしいものです。
ホテルマウント富士賞 『富士に迫る巻雲』小髙 真典
〈審査委員長講評〉
富士山から空一面、雲が広がるダイナミックな写真。雲がこれだけ並ぶことは珍しく、富士山に向かう雲に見えます。超ワイドのレンズでシンメトリー構図が生きています。縦位置構図も気になる空です。
入賞 『静寂のひととき』小俣 仁
入賞 『朝日と共に』石田 早苗