第15回山中湖フォトグランプリ 入選作品
2019年1月1日~2022年1月31日の作品募集期間とした「第15回山中湖フォトグランプリ 」の入賞作品の発表です。
新たに「白鳥の湖号」賞や「mont-bell」賞を追加し、第15回記念企画として学生の部を設けました。
緊急事態宣言による来訪自粛要請期間の2020年4月23日~5月15日や2021年2月13日のアイスキャンドルフェスティバルに関わる作品は選外という条件でしたが、コロナ禍にも関わらず514点もの作品が寄せられました。
山中湖の魅力が表現された素晴らしい作品の数々をゆっくりとご覧ください。
■協賛
ホテルマウント富士/山中湖ペンションユニオン/富士汽船株式会社/株式会社スズキ・グラフィカルスタジオ/株式会社モンベル
■後援
山中湖村/山梨日日新聞/山梨放送/富士フイルムイメージングシステムズ株式会社
■協力
株式会社フジカラー/山中湖写真ギャラリー/フォトコンライフ/株式会社バッファロー/リコーイメージング株式会社
グランプリ 『冬物語サンセット』海老原 勇人
審査委員長講評
年毎に作品が向上して、中でもグランプリの作品はワイドレンズを駆使し、山中湖の夕方の魅力を余すところなく贅沢に表現しています。特に美しい表現を見せる黄昏の時間帯、トワイライトタイム、マジックアワーを据えた見事な作品です。
金賞 『新雪の朝』小林 勝
審査委員長講評
山中湖は夜明けに自然の作り出すドラマがある。湖から溢れる霧と木々の霧氷、そしてピンク色に染まりかけた紅富士。背景には、まだ地域の影が地球影としてブルーの部分の空が残り良い時間帯を撮っている。
銀賞 『幽玄』渡辺 守
審査委員長講評
誰もが簡単に取れる写真ではない。山頂からの朝、霧に包まれた山並みのディテイルと浮かび出すような山中湖の形。音を感じる見事なハーモニー。見ていても飽きない羨ましい写真です。
銀賞 『光彩』原川 哲仁
花の都公演に広がる一面の花の絨毯。雲の作った影が平面的になりがちな場所の特徴を救ってくれ、富士山周辺の雲とともに遠近感のあるバランスの良い写真です。
山中湖観光協会長賞 『秋彩の輝き』筒井 章
毎年恒例になった旭日丘の紅葉祭りのライトアップ。湖畔に映り込む場所は限られ、離れたところからになる。富士山を共に表現するには技術を要するのに、難しい時間帯に見事です。
審査員長賞 『陽光に輝く』岩間 義明
審査委員長講評
山中湖の天気の変わり目によく大傘雲が出現する。撮影となると、レンズの選択、場所、太陽の位置との関係が大切な要素となる。湖面の輝きも光の道になって美しい。
山中湖村長賞 『白鳥とふれあい』関矢 俊夫
審査委員長講評
世の中はコロナ禍で暗い空気が漂っている中、夏休みに山中湖畔で家族が白鳥も加わって楽しく戯れている様子。ほのぼのとして心温まる風景。
山梨日日新聞社賞 『きららかな水辺』渡辺 蕙子
審査委員長講評
山中湖は四季を通じて野鳥に恵まれているが、特に平野はすすきや葦が自生しており、鳥たちの楽園である。逆光で一斉に飛び立つ瞬間、富士山を背景に見事に捉えています。
山梨放送賞 『~窓越しのダイヤモンド~』石川 達
審査委員長講評
ダイヤモンドの光芒、そして窓の冊子のラインが目を引き、幾何学構図が面白い。作者の決定的瞬間の嬉しい気持ちが伝わってくる作品です。
ホテルマウント富士賞 『夏富士に咲く』渡邉 輝実
審査委員長講評
ホテルマウント富士の北側は花の都公演が広がる。背景の赤富士と百日草と後ろにひまわりをローアングルで狙い、花いっぱいの夏の朝を演出しています。
フォトナ賞 『Jewelry Ice』菅沼 英巳
題名通り、実に透明感のある写真。ダイヤモンドに照らされたもう一つの宝石(氷の塊)が本当に美しく、質感もよく出ています。
白鳥の湖号賞 『飛躍』小山 幹男
審査委員長講評
誰もが白鳥が羽ばたく瞬間を期待するが、霧に浮かぶ富士山と綺麗な姿で向き合っている白鳥との対比の瞬間が見事です。
mont-bell賞 『雨晴れの朝』天沼 和男
審査委員長講評
山中湖は朝霧が取れる寸前、白い虹が現れる。パノラマ台からはめったに見られないが、虹の中心に同時にブロッケン現象で自分の影が大きく映る貴重な作品です。
U29最優秀新人賞 『漆黒を彩る』相澤 貴伸
U29優秀新人賞 『見つめ合い』浅野 真鈴乃
U29優秀新人賞 『夏夜の流れ星』中村 亮太
優秀賞(中学生の部) 『時の流れ』伊藤 蒼真
佳作 『凛々と』齋藤 儀憲
佳作 『夕景』渡邊 大