第14回山中湖フォトグランプリ 入選作品
令和2年5月16日~令和3年1月31日を作品募集期間とした「第14回山中湖フォトグランプリ 」の入賞作品の発表です。感染症の緊急事態宣言が発令された4月23日~5月15日の山梨への来訪自粛期間に撮影された作品は選外、という条件のもとでしたが例年とほぼ同じ636点もの作品が寄せられました。
山中湖の魅力が表現された作品の数々、ゆっくりご覧ください。
協賛 ホテルマウント富士/株式会社スズキ・グラフィカルスタジオ/山中湖ペンションユニオン
後援 山中湖村/山梨日日新聞/山梨放送/富士フイルムイメージングシステムズ株式会社
協力 株式会社ニコンイメージングジャパン/リコーイメージング株式会社/株式会社バッファロー/フォトコンライフ
株式会社山梨フジカラー/山中湖写真ギャラリー/キャノンマーケティングジャパン株式会社
グランプリ
『梅雨晴れの畔』
五十嵐 俊夫
グランプリに輝いた作品は、湖に鹿が水を飲みにやってくる大変珍しい瞬間を捉えた作品です。日中の時間にこうして鹿が湖に出てきて、しかもカメラに目線を向け、しかも逆さ富士の中、という本当に貴重なショットです。撮影者の五十嵐様は、興奮しながらもベストポイントを探り、この一枚を手に入れたそうです。
金賞
『うたかたの残照』石井邦彦
富士山の上にかかるリングを撮影された作品は多く寄せられましたが、その中でもひときわ美しくこの一瞬の現象を捉えたこちらの作品が選ばれました。
銀賞
『鴇色に染まる』渡辺守
山中湖花の都公園のポピーの花畑が夕暮れに染まる艶やかな作品です。ピンク色に染まる雲と富士の配置の美しさ、同じピンク色のポピーの花が優しさを感じさせる作品です。
銀賞
『ビーナス・ベルト』原川哲仁
山中湖パノラマ台から見られるこの地球影、ビーナスベルトは魅力的な山中湖の絶景のひとつです。ピンクとブルーの地球が創り出す美しいグラデーションと、山中湖らしい雪景色とのコラボレーションの作品です。
山中湖観光協会長賞
『夢の中』三浦正明
5月上旬に撮影されたこの作品は、月が富士山側にあるので夜明け前の深い夜の時間だと思われます。この時期の山中湖はようやく春、白鳥たちの眠りも穏やかそうです。
審査委員長賞
『子育ての季節』横内鋼二郎
山中湖では、6月になるとこの作品のような光景を見ることができます。毎年無事に大きな美しい白鳥になるようにと祈る季節です。
長池親水公園から富士を中央に捉え、親鳥が雛を守るように泳ぐ姿が心温まる作品です。
山中湖村長賞
『白鳥の行進』鈴木滝男
作品タイトル通りの白鳥の行進、とてもユニークです。晩秋の冬枯れの始まった湖畔がとても賑やかに明るく見える作品です。
山梨日日新聞社賞
『厳寒のダイヤ』関根元治
ダイヤモンドの聖地と言われる山中湖。11月〜2月の4ヶ月に渡り観察できるダイヤモンド富士ですが、この作品は2月のもっとも空気の澄んだ、そして気温の低いベストシーズンの一枚です。
山梨放送賞
『湖面』竹村幸和
春霞の中、白鳥が近づいてくる静かな一瞬を捉えた作品です。湖面には霞がかかっていますが、富士の頭だけが逆さ富士となっています。柔らかい雰囲気が魅力ある作品です。
ホテルマウント富士賞
『月夜の湖』在原英樹
とても幻想的な月夜の山中湖です。山中湖で富士と月を捉えるには夜明け前、その静けさはどれほどでしょう。鳥たちも眠る時間、湖面に反射する月明かりが美しい作品です。
フォトナ賞
『冬の朝のひかり』早水健一
タイトル通り、冬の朝陽に染まる富士をパノラマ台から撮影した作品です。フォトナ賞は毎年、株式会社スズキ・グラフィカルスタジオ様のフォトナと呼ばれる特殊技術を使ったアクリル板へのプリントをご協賛により施していただいています。今年もこちらの、光に照らされ細部まで赤く染まる美しい作品がプリントされ、見事でした。
U29最優秀新人賞
『雪化粧の朝に』中村亮太
この年初めて積もる雪が降った1月のある日。待ちに待った雪化粧は青空に映えて心躍るものでした。そんな気持ちも伝わってくる新人賞に相応しい作品です。
U29優秀新人賞
『明日への希望』鈴木俊成
見事な夕暮れの湖畔で、白鳥と戯れる子どもたちを捉えた作品。タイトルのメッセージと共に、心に迫るものがある作品です。
入賞
『季節を添えて』池田浩樹
入賞
『夜明け前』原裕延
入賞
『虹に願う朝』小林勝
入賞
『霧晴れる山中湖』糸井隆
入賞
『吊るし雲と、』細田真介
入賞
『紅葉彩』深澤英敏
入賞
『富士山頂に沈む大接近の木星と土星』峰岸昭子
入賞
『沸き立つ彩雲』鈴木正明
入賞
『ヒレンジャクがやって来た』窪恒男
入賞
『凍てつく立木』渡辺蕙子
入賞
『光芒射す富士』後藤洋亮
入賞
『夜明けの紅葉』 広瀬雅英
入賞
『ダウンヒル』村上敏幸
入賞
『雪景色』山崎裕一